主菜副菜めんどくさい

ブログが意外と簡単に作れてびっくり

東京駅を駆け抜けた5分間

 9月29日、羽田空港へ出発の見送りへ来ていた僕は、大きな空港に驚きつつも、もしかしてセントレアのほうが面白いんじゃない?とか、二人で食べた寿司屋の会計が1万円に届いた衝撃のほうが気になっていた。1年半続いた関係だけど、離れる期間はほぼ一年になるので、今までの大部分に近い時間を合わないで過ごすことになる。まあ、それはいいとして、きっと元気に帰ってきてくれると思うし、自分も元気に待っていればいずれまた会えると思っている。

 話は変わって羽田はとても大きくて、国際線と国内線でターミナルが別れているし、展望台は大きくて駐機エプロンの眼の前なので、積み込みや誘導をしている様子がよく分かる。久しぶりに見た飛行機に興奮していた。出発は22時だったので、21時過ぎに出国ゲートを超えていく姿を見送ってから22時にはデッキへ上がり、どれが乗っていく機体なのかな、無事着くかな、と考えていると搭乗機が飛び上がって行った。

 それから赤坂のナインアワーズに予約を取っていたのでそこへ向かった。イメージでは都会の真ん中にあるスタイリッシュなホテル、という感じだったのだが、実際は言ってみると以外とカジュアルというか、洗練されたデザインではあるものの、各所に雑多に荷物が置いてあったり、賑やかな海外観光客がいたりと、若干スタイリッシュとは離れた印象も受けた。何よりなんか変な匂いがした。

 シャワーを浴びて床に着き、気がつくと翌朝になっていた。台風が接近中とのことで昼過ぎの新幹線で早めに帰ろう、なんて考えていたが、なんとなく早めに出て東京駅へ向かうことにした。途中でコーヒーショップが数件見つかったので寄って朝食でも取ろうかとも思ったが、せっかく東京にいるのに名古屋にもある店に行くのはどうかと、とりあえず駅へ向かった。ふと携帯を見ると9時30分発の新幹線が最終となり、それ以降は運休するとのこと。時計を見ると9時を少し回ったところ。丸ノ内線で東京駅に到着するとひたすら新幹線乗り場へ駆け出し、チケットを買い、超満員の列車に乗り込んだ。2時間弱の間を立って耐え続け、名古屋で開放されたときはどれだけほっとしたことか。

 

 東京は臨海部にも普通に家や商業施設が林立していて、ガントリークレーンがすぐ近くに見える場所にモールがあったりする。羽田空港からはJXTGの炎が見られたり、真っ暗な川の前にはタワマンが建っている。あまりにもスケールが違っていて少し怖かった。